東北IM連携協議会ワークショップin 登米参加報告

2014年7月5日 東北IM連携協議会ワークショップin 登米参加報告

北ですっかり恒例の行事となった標記IMの集まりに参加したのでその概況を報告します。

日時 2014年7月3日
場所 登米市内 ホテルサンシャイン佐沼会議室
主催 東北IM連携協議会 共催:JBIA,東北経済産業局、(有)コンテナおおあみ他  後援:省略
参加者 約80名

レポート(従来のWS次第はTAIM報告に譲り、参加して印象に残ったこと、感じたことを独善的ながら報告します)

  • コンテナおおあみ見学懇談;コンテナおおあみは今回のワークショップを誘致、推進した民営の地域内事業創造拠点(写真掲載)であり、ガソリンスタンド経営者が倉庫を改造し、コンテンツ事業者をテナントにすることからコンテナと命名したところで、Civic アントレプレナーの及川社長の考えにより正に現代日本型BIを実施している。行政と一緒になった地域の元気創出の多角的な活動は、ともすると閉塞感に陥りがちな地域に、やれば出来る明るい話題を提供してくれる。
  • 市長スピーチ;ワークショップを開催する場所では毎回のように市長(写真掲載)から開催のご挨拶をいただくが、BI/IM活動の成果は地域に融合して評価が得られるので冒頭の市長スピーチ内容は極めて重要である。今回も大半は秘書の作文を朗読であったが最後に原稿以外のキーワードとしてBIは産業創造でありこれに期待する旨の発言をしていただき、当地にもBI/IMが定着しつつあるのを実感した。交流会でも市長と歓談の時間を持てたがプレイヤーとしてのIMを称賛していた。
  • BI/IMの方向性;今回私に与えられたスピーチテーマであるが、統計や調査による回答ではなく全国の現場事例から直感するものをお知らせしている。つい最近までは底辺拡大の意味でCBや女性の起業に注目してみたが、まだ生活にゆとりがあるのか多くの事例が趣味の域から脱却し得ず、或いは厳しさを避けているのか疑問を感じるなかで、農業機械の開発と販売に注力している北海道の事例を希望が持てるものとして紹介した。
  • 事例研究;今回は3人のこの道数十年の社長からプレゼンを受けたが、やはり人生を事業で乗り切ってきた方の言葉には哲学が込められズシリと響くものがあった。内発型工業を育成する花巻で干し葡萄の生産販売を手掛ける佐藤ブドウ園の淡々と語る佐藤社長、津波で全滅し登米市でかまぼこの事業を再開した明るくバイタリティーにあふれる及善蒲鉾店の及川社長、「人と自然へのやさしさ」をテーマに養豚から児童の体験教育まで多角的に手掛ける伊豆沼農産の伊藤社長。「6次化なんて安易に手をだしたらいかん」やるなら1次の次はせいぜい3次にしろと、経験に裏打ちされた教訓である。
  • 見学;日高見牧場。宮城県が全国有数の肉牛生産地であったとは。また糞尿を処理した堆肥の販売額が肉牛を超えるとか。品揃えのためにホームセンターに卸す腐葉土の袋詰め機械化・自動化工場の見事さ。驚くことばかりであった。
本番前のBI/IMミニセミナーで入門講義をしました
市役所職員、企業社員が参加
主催者の心配をよそに会場がいっぱいになるほどの
参加者でした
布施 孝尚 登米市市長
3期10年目の方がBI/IMの強い味方になりました
 山形県米沢市で10月に次回の
開催を担う山形県IM連携協議会の皆さんです
空き倉庫活用のコンテナおおあみ建物 2X4とベニヤで仕切ったブース ドアなし
やる気があれば小洒落た設備など不要

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