産業創造師紹介7 安田征司 氏

公益財団法人しまね産業振興財団の理事、企業振興部長を務める安田征司氏。

現在は役員として弊財団組織運営にかかわりながら、産学官連携によるオープンイノベーションの推進にも日々、三現主義をモットーに精力的に活動している。

財団にはプロパー職員として1995年に入団。以降、総務部門での資金運用・予算管理・公益法人会計システムの導入などをはじめ、島根大学や島根県産業技術センターなどとの産学官連携や新たなビジネスや第2創業などを目指す起業家の支援、プログラミング言語「Ruby」などオープンソースソフトウェアを核としたIT業界支援、知的財産を活用した事業化の支援等、様々な部署で県内企業の支援に取り組んできた。

2001年に、島根県で初めて研究開発型企業団地の中に整備された中核的支援施設のテクノアークしまね内にインキュベーション施設が整備されることとなり、支援ノウハウ蓄積の観点からプロパー職員として初めて起業家支援に携わる。2003年からは起業・創業に関する知識を習得する「しまね起業家スクール」や起業家を伴走支援する「起業化サポート事業」の企画運営をはじめ、インキュベーションルームに入居する企業の支援を継続的に行ったほか、2005年には日本立地センターの「BIステップアップ・プログラム」を活用して弊財団のインキュベーション入居企業支援方針を策定した。

起業・企業支援においては、相談内容から、物事を全体俯瞰し、構造的にとらえることを心掛けている。常にあらゆる可能性を考え、「全方位」で対応する姿勢は、県内企業の心強い支えとなっている。

2008年には、当時の情報産業アドバイザーとともに県内IT企業による共同受注体制を構築するため、「しまねソフトビジネス研究会」の立ち上げに尽力した。
それまで個社での活動していた企業が、チームとして外貨獲得を進めていく大きなきっかけとなり、その後の島根県内における情報産業振興の礎となった。

弊財団職員として、日々、「自立する企業を増やしたい。地域経済活性により活力ある島根にしたい」との思いを忘れない。
「小さな県だからこそ、民官の距離が近く、一体となって取り組めることが島根の強みだ」と話す。

古来からのいわれがあり、歴史に根差した様々な産業がある。
そんな島根の特徴を生かそうと、現在精力的に取り組んでいるオープンイノベーションによる産学官が連携した新産業の創出のための研究会立上げの取組も、地域のポテンシャルを生かして島根発の全国に通用するビジネスを作りたいとの強い思いから構想し関係機関を巻き込み立ち上げたものだ。

休日はYouTubeで様々なジャンルの動画を見て日々の疲れを癒すのがルーチンだ。
海外在住の日本人の動画から、犬や猫等の動物、音楽関係をはじめ、魚に関する動画まで、お気に入りの動画は多く、ジャンルも多岐にわたり、新たな動画の開拓も怠らない。
また、平日の出張が多い分、休日は時間を確保し、精一杯の家族サービスも忘れない家族思いな一面もある。休日も常にフル稼働、「全方位」だ。

座右の銘は「七転び八起き」。失敗を恐れず、転んでもただでは起きず、何かを得るとともに、新しいことにチャレンジすることが大事だと話す。

「島根には若い人が自らのスキルで創業しようとするチャレンジ精神がある。バックキャストの思考で、自らどう動けばよいのかを考えること、一人で悩まず周りの人にどんどん相談して、自分の考えを固めていきましょう。」と起業家へのエールを送る。

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