2011年11月2日
被災した会員勤務施設 釜石・大槌産業育成センター 共に復活を考えよう
JBIA会員平野IMが勤務する釜石・大槌産業育成センターが津波により被災したことを知り、「シンポジウム in 仙台」の翌日、やっとの 思いで訪問させていただきました。訪問の途上三陸沿岸部、陸前高田から釜石を経て大槌までの海岸線を通過し、被災し、ただの野っ原と化した元の市街地、堅牢な建物が3階まで津波にえぐられ火災により黒変した様、NHKのニュースでは見られない、気が付かない光景に圧倒された一日でした。なかでも地盤が沈下して沼地のようになったところ、海面とすれすれになった港湾岸壁は大自然の前に無力な人間を思い知らされる思いでした。 以下に釜石・大槌産業育成センターの写真を掲載します。
当センターは19年前に設立され、当時時流であった工業系の研究開発型企業育成のインフラ的設備と施設を有するBIでした。しかし時代の変化により新たな使命を模索し始めたとのことです。幸い躯体の耐震強度は残っているので修理して使用する計画ですが、億を超える修繕費の目途は付いていません。
従って再開の弾みとなるベテランIMの良い知恵で未来への提案ができればと思いながら帰京しました。
一本松となった高田松原 | 海面すれすれまで沈下した大船渡港岸壁 |