いわきのBI 2題

福島県いわき市のBI施設とIMを訪問しました。

いわき市にあるBI関連団体として「公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会」と「いわきリエゾンオフィス企業組合」があり
この団体からIMが誕生したり受講者が研修中であったり活発な活動が聞かれるのですが、なかなか訪問する機会がありません
でした。このたびチャンスが到来したので皆さんにお会いして元気な活動情報を仕入れてきたので報告します。

「公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会」

当協会は、いわき市の「いわき産業創造館」を受託運営する団体ですが、入居施設を利用する起業者に対し、日常のIM活動に加え、大学、金融機関、弁護士、 税理士、社労士、経営コンサルタント、企業、NPOから成るサポートネットワークを編成し、定期的に講演、ビジネスプラン発表、評価、 提言を実施するという育成手法のようです。
10月9日は起業家講演会、第2回ビジネスプラン発表会が開催され起業家輩出に関する講演をしてきました。この協会の活動については、本日ほんの一断面を垣間見ただけなので評価するだけの情報はありませんが、講演のなかで現代日本のBI/IMは多様化、進化しているので、地域に適合するものに絶えず改良修正する必要があることを説明しました。

当協会には、25期手塚IM、27期阿部IM、福島4期横山、阿部研修者が在籍していますので、やがては好成果を産むことと期待しています。

 サポートネットワークメンバーの勉強会兼報告並びに起業家育成会議
この立派な雰囲気が起業家育成にどう繋がる・・・経過観察 
 卒業企業橘社長のその後の事業報告 サポートネットワーク委員と入居企業との交流会 

いわきリエゾンオフィス企業組合

当市で13年前から活動を開始した起業家育成を主とした団体で、ビジネスプランコンテストを開催し、起業者を発掘しながら育成しています。さらに県の事業であるビジネス・カフェ「b.cafe」の運営も実施しています。
今回はカフェにIM並びに研修中の方々にお集まり願い情報交換をしました。

ビジネス・カフェは起業風土を醸成するための仕掛けで、滋賀の実績が良かったことから福島県では、福島市、会津若松市、南相馬市そしていわき市の4か所で今年度から新たに始まった事業です。ここだけで単独完結的に起業家を輩出するのではなくBI施設との連携で効果を発揮する原点活動です。市あるいは県全体との連携活動がないと効果は半減します。

今回㈱夜明け市場の松本さんがディスカッションに参加されました。これはシャッター通り化する街に飲食店などを意図的に増やす活動を民間でやっている団体で、公によらない地域ニーズ特化のBIとして興味をそそられました。

当市には、オーソドックスな起業家輩出活動とビジネス・カフェのような原点活動の二つが存在するユニークなところでした。さて、どちらが地域ニーズをより満たすBIに成長するのか注目してみたいと思います。

当組合には、30期古谷IM、31期研修中諸橋IM,久保田IMが所属しています。下の写真に掲載しました。

カフェの入り口サイン
本日の放射線量表示、ここはFUKUSHIMAだ。
カフェはポレポレという映画館の一角にある
「ニューシネマパラダイス」ばりの古い映写機が
カフェの様子 古谷IMのプレゼン b.cafeについて
沢山の人を惹きつけるカフェ事業記録写真 意見交換会参加者
後列左から久保田IM,古谷IM,松本さん、諸橋IM
前列左から山下IM、渡邊IM 
カメラマンの組合事務局長湯沢さんはFBに掲載

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